高血圧について
- 2022年3月3日
- 診療内容
高血圧とは、安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態をいいます。
血圧は、心臓が収縮して血液を押し出すときに高くなり、拡張して血液の流れが緩やかなときは低くなります。血液を押し出すときの最も高い血圧を収縮期血圧、拡張して血液の流れが緩やかなときの最も低い血圧を拡張期血圧といいます。
高血圧症は血圧の測定値で診断します。
医療機関で測定する場合、上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上あると高血圧症と診断されます。自宅で計測する場合は、上の血圧が135 mmHg以上、下の血圧が85 mmHg以上を高血圧症とします。
ただし、一度計測して基準値を超えたからといって、ただちに高血圧症と診断されるわけではありません。血圧は常に変動しており、通常は、朝起床するとともに上昇し、体が活動している昼間は高く、夜間や睡眠時は低くなります。また、精神的・肉体的ストレスが強ければ高くなるし、冬は夏よりも高くなります。
したがって、診断を下す際には、何度か繰り返し計測をします。繰り返しても、いつも基準値より高くなるようなら、高血圧症です。当院では、動脈硬化の程度を血液検査で確認し、合併症の有無も調べます。
自宅で測る場合は、1~2週間の平均値が基準値を超えるようなら、お気軽にご来院ください。。