SAP療法とは?
- 2022年3月3日
- 診療内容
SAP療法とは?
SAP(Sensor Augmented Pump)療法とは、 パーソナルCGM機能を搭載したインスリンポンプ療法です。インスリンポンプとともにCGMを装着しCGMの値を常にインスリンポンプ画面に表示することが可能です。
SAP療法で確認できること
CGMで測定されたセンサグルコース値がリアルタイムでインスリンポンプのモニタ画面に表示されるため、自分自身で血糖変動を随時確認することができます。
(パーソナルCGM機能搭載インスリンポンプのモニタ画面イメージ)
センサグルコース値が一定の範囲を超えて上昇また低下した場合には、アラート(音やバイブでお知らせする)機能があり血糖コントロールをサポートします。
(パーソナルCGM機能搭載インスリンポンプのモニタ画面イメージ)
アラート機能を使用することで、予期せぬ高血糖や低血糖への早期対応がしやすくなります。
特に運転中やスポーツの時、会議中なども普段通りの生活を送りながら、血糖変動を把握することが可能です。
Q&A
Q.血糖自己測定は必要なくなりますか?
A.いいえ、頻回注射療法やインスリンポンプ療法と同様に必要です。
また、CGMの使用には定期的な較正(実測血糖値の入力)が不可欠なため、この理由からも血糖自己測定は必要です。
Q.お風呂はどうしたらいいですか?
A.CGM機器とセンサは装着したまま入浴できます。※温度によるインスリンへの影響を避けるため、インスリンポンプは外すことをおすすめします。
Q.血糖変動に関するアラート機能は必ず設定する必要がありますか?
A.いいえ、必要に応じてオフにしたり、血糖変動が気になる時間帯を指定してオンにすることができます。
また、設定の範囲はニーズに応じて広げたり狭めたりすることもできます。
当院ではCSIIの導入は、患者さんに合わせて、基幹病院での入院での導入、当院外来での導入となります。ご気軽にご相談ください。