糖尿病について
- 2022年3月3日
- 診療内容
私たちは食物から栄養を摂っていますが、そのうち糖質という栄養素が主なエネルギー源となります。糖質は消化酵素によって分解されブドウ糖となり、血液中に取り込められます。この血液中のブドウ糖が血糖であり、またその濃度のことを血糖値と呼んでいます。血糖はインスリンというすい臓から出ているホルモンによって、全身の臓器へ取り込まれます。これによって血糖値は下がり、全身の臓器では、ブドウ糖をエネルギーとして利用したり、一部は体内に蓄えられたりします。しかりインスリンの分泌量が少なくなったり(インスリン分泌低下)、肥満や運動不足等によってインスリンの働きが悪くなったりすると(インスリン抵抗性)、血糖が全身の臓器へうまく取り込めなくなってしまい、血糖値が高いままの状態になってしまいます。糖尿病とは、血糖値は高い状態が続く状態のことをいいます。