インスリン製剤使用について|たいや内科クリニック|豊田市逢妻町の糖尿病内科・内分泌内科・脂質代謝内科・内科

〒471-0052
愛知県豊田市逢妻町2丁目18-4
050-3172-9573
WEB予約 WEB問診
ヘッダー画像

ブログ

インスリン製剤使用について|たいや内科クリニック|豊田市逢妻町の糖尿病内科・内分泌内科・脂質代謝内科・内科

インスリン製剤使用について

1型糖尿病の人は膵臓からのインスリン分泌がありませんのでインスリン注射が絶対に必要です。緩徐進行型1型糖尿病の場合はインスリン注射が不要な時期もありますが、膵臓β細胞の保護の為、インスリン製剤を使う場合があります。当院では疑いのある方は抗GAD抗体、血中Cペプチドなどを検査し1型糖尿病でないかを評価しています。

当院では、インスリン治療の決定にあたり、膵臓β細胞がインスリンを出す力を評価し、インスリンの効きにくい体でないか(インスリン抵抗性)を評価し、飲み薬でまだ足りないものがあれば追加し、食事療法を管理栄養士による指導でもう一度見直してインスリン治療方法を決定しています。
インスリン治療は決して糖尿病の末期の治療、一生やめられない治療では限りません。インスリンは、膵臓が血糖値を感知して、膵臓の細胞が血糖値に応じて出しています。つまりインスリン注射を打つということは、自分の膵臓を休ませるということを意味します。休ませてあげることで、自分の膵臓のインスリン分泌が回復し、インスリン注射をやめることが出来る方もいます。糖尿病が悪い時期に一時的にインスリンを実施して改善したらやめるという場合もあります。つまり、インスリン注射を始めるということは「やめられない」といった「糖尿病末期の治療法」ではなく、膵臓の機能回復、より良い血糖コントロール、合併症の予防のためにも、内服薬でコントロールが得られない場合は、早期のインスリン治療が効果的です。そして、血糖コントロール改善後にインスリン注射を中止して経口剤に戻すという治療法が主流になってきています。

当院では自己注射及び自己血糖測定を経験したことのない方でも外来でやり方を覚えていただけます。一時的に体験してみて、自分の生活に合わないと思えばやめることも可能です。お気軽に当院までご相談ください。