正しく血糖測定を行うためのポイント
- 2022年3月7日
- 診療内容
正しく血糖測定を行うためのポイント
ー手技におけるポイントー
穿刺前には手洗いを行うこと
指先汚染が無いが確認をすること(糖分・ハンドクリームや、消毒薬剤など)
アルコール消毒後は乾いてから穿刺すること
輸液をおこなっていない四肢で検体採取をすること
血液を無理に絞り出さないこと
ー保管・取り扱いー
測定器はキャリングケースに収納し、直射日光・高温多湿を避け、室温で保管する
センサー使用後は、専用容器のふたをしっかり閉めて湿気を防ぐ
ーその他把握しておくべきことー
患者さんの状態 (脱水・ショック状態・末梢循環障害の有無など)
測定検体(末梢血・静脈血)によってもともとのグルコース濃度は違います
注意点
➀穿刺部位の消毒
・アルコール消毒だけではなく、穿刺前には必手洗いを行ってください
手に残っている付着物が血糖値に影響を及ぼす可能性があります
➁アルコール消毒を乾かす
・アルコール消毒部位は しっかり乾いてから穿刺してください。自己検査用グルコース測定器による測定値は、アルコールにて消毒後、皮膚が乾かない状態で穿刺した場合、完全に乾燥した後に穿刺した場合と比べて低くなったとの報告があります。
➂必要血液量の確保
・血液は無理に絞りださないようにしてください。無理に搾り出すと、血液に間質液が混ざり、血糖値に影響を与える可能性があります。
➃センサー等の保管に関して
・測定器やセンサーはキャリングケースに収納し、直射日光・高温多湿を避け、
室温で保管してください。センサーを取り出した後は、容器のふたをしっかり閉めて湿気を避けましょう。正しく保管ができていないと血糖値に影響を与える可能性があります