脂質異常症とは
- 2022年3月3日
- 診療内容
脂質異常症とは、血液中の中性脂肪やコレステロールなどの脂質が異常値となる状態のことをいいます。脂質異常症は、初期の段階では自覚症状がほとんどない病気です。したがって健康診断などで、血清脂質(血液中の中性脂肪やコレステロールの数値)に注目する必要があります。中性脂肪値が高い・LDL(悪玉)コレステロール値が高い・HDL(善玉)コレステロール値が低い、これらのいずれかでも当てはまるものがあれば脂質異常症です。脂質異常症は動脈硬化の強力な危険因子であり、見つかった時点で治療を開始し、また定期的なフォローアップを受けることが大切です。脂質異常症は生活習慣の乱れが要因で発症する場合が多いですが、家族性高コレステロール血症という遺伝的要因によって発症する方も中にはいらっしゃいます。健康診断で脂質異常症の疑いがあると判定された方は、お気軽にご来院ください。適切な検査と治療を行います。