血圧から見た高血圧のタイプ|たいや内科クリニック|豊田市逢妻町の糖尿病内科・内分泌内科・脂質代謝内科・内科

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血圧から見た高血圧のタイプ|たいや内科クリニック|豊田市逢妻町の糖尿病内科・内分泌内科・脂質代謝内科・内科

血圧から見た高血圧のタイプ

血圧から見た高血圧症のタイプ
高血圧症には、血圧から見て以下の三つのタイプがあります。

➀持続性高血圧
医療機関で測っても自宅で測っても、いつも血圧が基準値よりも高くなります。

➁白衣高血圧
医療機関では緊張して血圧が高く出るのに、自宅で測ると正常な値になります。医師や看護師が白衣であることが多いので、こうした状態を白衣高血圧と呼びます。このタイプの多くは、将来的に持続性高血圧に移行すると考えられています。

➂仮面高血圧
白衣高血圧とは逆に、仮面高血圧とは医療機関では正常なのに、自宅で測ると基準値より高くなります。医療機関では仮面をかぶり、本当の顔を見せない、という意味のネーミングです。

仮面高血圧は、さらに次の三つのタイプに分かれます。

➂-1. 夜間高血圧
本来であれば、夜間の睡眠中は血圧が下がるのですが、そうならず、睡眠中の血圧が基準値を超える高い状態になります。日中の血圧は正常なので油断しがちですが、寝ている間に動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞などを起こす危険性があります。夜間高血圧を引き起こす原因としては、心不全や腎不全、自律神経の障害、睡眠時無呼吸症候群、不眠などが考えられます。

➂-2. 早朝高血圧
他の時間帯は正常なのに、起床前後に血圧が基準値よりも高くなります。特に、起床とともに血圧が急上昇するタイプは要注意です。心筋梗塞や脳梗塞などは、起床後1時間以内に最も起こしやすい、と言われています。起床時に血圧が上昇すること自体は、日中活動するための準備なので自然ですが、基準値を超えて急上昇するようなら、医師に相談をしたほうがいいでしょう。早朝高血圧を引き起こす原因としては、動脈硬化、大量の飲酒、睡眠時無呼吸症候群、不眠などが考えられます。

➂-3. ストレス性高血圧
仕事や介護・育児などでストレスを受け、高い血圧が続く状態です。会社員にもよく見受けられますが、職場の検診などでは、ストレスの強い仕事の現場を一時的に離れて受けるので、血圧を測っても正常に戻っている場合が多く、なかなか発見できません。この状態が続くと、持続性高血圧に移行する危険性があります。ストレスには、精神的なものだけでなく、肉体的なものもあります。肉体労働をすると交感神経の働きが活発になり、血圧が上昇します。