1型糖尿病を発症したとき5 ~退院後の生活(後編)~
- 2023年1月21日
- 1型糖尿病ダイアリー
皆さん、
あけましておめでとうございます🐇✨
つくしです。
ブログがなかなか更新できないまま、
2023年を迎えてしまいました…
改めまして、
本年もよろしくお願いいたします。
🍀
さて 今日は、
「1型糖尿病を発症したとき」の
退院後の生活(後編)です。
ご一読いただけましたら 幸いです😌
🍀
後編に進む前に…
前編を読んでいただいた方から、
「1型糖尿病は治療にお金が掛かるのに、
内定(就職)を辞退しちゃったんだね」
というお言葉がありました。
このお言葉をきっかけに、
当時の選択が正しかったのかどうか
すごく 考えさせられました。
医療費については 本当に仰る通りで、
1型糖尿病の治療費は比較的 高額です。
※治療方法、通院の間隔によっても異なりますが、
大体 ¥15,000~¥40,000 /月 ほどでしょうか。
わたしは成人発症なので医療費助成もなく、
学生だったので収入もアルバイトのみ。
家族には とても迷惑を掛けてしまっていました。
金銭面でも精神面でも たくさん支えてもらい、
本当に感謝でいっぱいです。
ですが、当時の選択について
後悔はしていないと改めて気付けました。
理由については、
この後お話しさせていただきますね。
同じ1型糖尿病の患者さんも
見てくださってますし、
クリニックの名前の下で
書かせていただいてるブログなので
優等生とは程遠い 自分のことを
さらけ出すのは とっても勇気が要りますが…
「こんな人もいるのかぁ」くらいに、
時には 反面教師にしていただけたら
嬉しいなと思います。
🍀
さて、
内定を辞退させていただいた後は、
再度 就職活動に励むため
大学も休学することを決めました。
人生のリハビリ期として まず始めたことは、
「今までの自分を知られていない環境で
過ごしてみること」!
新しいアルバイトを始め、
入院していたことも、痩せたことも、
何も気付かれない環境に身を置いて、
まずは 病気のことを隠して過ごしました。
「低血糖」「補食」「カーボカウント」…
日常生活のある程度の身のこなし方は
この期間で経験を積めたと思っています。
🍀
1型糖尿病の皆さんなら
一度は迷うことがあるであろう、
「補食のタイミング」。
皆さん どうされてますか?
適切なタイミングで、
補食出来ていますでしょうか?
わたしは 言い出せなかった頃は、
お手洗いで補食することがしょっちゅうでした。
学生では 授業中やテスト中に
補食が必要となることもありますし、
社会人では 勤務中など 席を外せない状況下で
必要となることもありますよね。
そんな時の対策として、
補食用のジュースを水筒に入れて持っていました。
水分補給と見せかけての、糖分補給です🍬
血糖値の上がらないと飲み物と
血糖値を上げる飲み物を持ち歩くことになるので、
荷物は多くなってしまいますが…💦
わたしのお世話になっていたアルバイト先は
割と 水分補給しやすい環境だったので、
その点 とてもラッキーだったと思います!
その後 生活に慣れたタイミングで、
もともとのアルバイト先にも
復帰することができました。
🍀
このリハビリ期は、
わたしにとって
かけがえのない時間となりました。
新しい環境、新しい人、
新しい自分とも、出会えたからです。
それまでは 進学や就職について
「みんながしているからしよう」と
思ってばかりで、
決められたレールの上を
生きているようでしたが、
初めてレールから降りて立ち止まり、
自分のしたいことや、生き方について、
ゆっくりと、しっかりと、
考えることができたのです。
病気と生きていくことを受け入れたり、
病気と向き合ったり…
この時間がなかったら、
色々なことをきちんと
消化できていなかったでしょう。
(不器用な自分が嫌になります 🙁 )
この気持ちが、
当時の選択を後悔していない理由と繋がります。
🍀
読んでくださり ありがとうございます😌
次回は、
就職活動について書きたいと思います。
よろしくお願いいたします✨