CGMとは|たいや内科クリニック|豊田市逢妻町の糖尿病内科・内分泌内科・脂質代謝内科・内科

〒471-0052
愛知県豊田市逢妻町2丁目18-4
050-3172-9573
WEB予約 WEB問診
ヘッダー画像

ブログ

CGMとは|たいや内科クリニック|豊田市逢妻町の糖尿病内科・内分泌内科・脂質代謝内科・内科

CGMとは

CGM検査でできること
SMBGよりさらに血糖値を見える化できるCGM検査は、お腹などに専用のセンサを装着して細胞の間質液中グルコース値を連続して測定します。比較的簡単に装着できて、日常生活への影響も小さいと考えられています。また血糖変動を詳しく知ることができるので、よりよい血糖コントロールが可能になります。

CGM検査とは
お腹などに専用のセンサを装着し、24時間連続で血糖の日内変動傾向とその傾向をみる検査です。血糖値そのものではなく、血糖値と近い動きをする間質液中のグルコース濃度を測定します。
CGM検査の装着イメージ 

CGMの装着について
お腹などに専用のセンサを留置します。
CGMは小型で防水性です。
CGM検査中は、入浴など普段と変わらない生活を送ることができます。
CGM検査後、血糖変動のデータはグラフで表示されます。
24時間の血糖変動傾向を把握することができます。
CGMは血糖変動の傾向を把握するためのものであり、血糖自己測定に代わるものではありません。
CGMによりあなたの血糖変動を把握することができます
CGMによりかくれた低血糖や高血糖などの日内の血糖変動が明らかになります。

『日本先進糖尿病治療研究会によるCSIIおよびCGMに関するステートメント』1 によると、 以下のような血糖変動を来しうる病態すべてがCGMの適応となり得るとされています。
1型糖尿病
食事療法の2型糖尿病
経口糖尿病薬の2型糖尿病
インスリン治療を行っている2型糖尿病
妊娠糖尿病
糖尿病合併妊娠
※CGM検査には保険診療上の算定要件があります。

次のような方がCGM検査を受けています
HbA1cがなかなか改善しない方
夜間あるいは無自覚性低血糖が心配な方
血糖値が安定しない方
食後や眠っているときの高血糖が心配な方
インスリンを使用している方
生活が不規則な方
暁現象の改善のために血糖変動を把握したい方

暁(あかつき) 現象とは
健康な人では、朝起きて活動する準備のため、体内でいろいろなホルモンが分泌され、朝方に向けて血糖値が上昇しますが、必要以上に上昇することはありません。しかしインスリンを投与している糖尿病患者さんでインスリンの投与量が適切でないと、朝方に向けての過度に血糖が上昇し 高血糖になることがあります。これを「暁現象」と呼びます。このような早朝の高血糖を知るためにはCGMが適していると考えられます。

参考文献:
1. 日本先進糖尿病治療研究会「 日本先進糖尿病治療研究会によるCSIIおよび CGMに関するステートメント」: 糖尿病57(6): 403-415, 2014