脂質異常症の治療|たいや内科クリニック|豊田市逢妻町の糖尿病内科・内分泌内科・脂質代謝内科・内科

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脂質異常症の治療|たいや内科クリニック|豊田市逢妻町の糖尿病内科・内分泌内科・脂質代謝内科・内科

脂質異常症の治療

基本的に脂質異常症の治療は、まず食事療法と運動療法を行い、それでも数値が改善しない場合は必要に応じてお薬を用いた治療を行います。
治療薬に関しては、近年非常に有用な薬が出ています。また心疾患を持つ方や家族性高コレステロール血症の方など特に合併症の発症リスクが高い場合には注射による治療(2~4週間に1回)もあります。
脂質異常症の治療目標は、中性脂肪・LDLコレステロール・HDLコレステロールの数値を目標値まで改善させ、それを維持することによって動脈硬化を進行させないことです。健康診断で中性脂肪やコレステロール値の異常を指摘された場合はお早めにご受診ください。早期の治療が大切になります。
1.食事療法
中性脂肪やLDLコレステロール値を上げるとされる“飽和脂肪酸”を含む食品を減らし、逆に体内でこれらを調節してくれる役割を持つ“不飽和脂肪酸”を含む食品を増やすことを意識しましょう。
また、コレステロールそのものを多く含む食品を控えることも重要になります。中性脂肪が高い人は、糖質と高カロリー食品、また食事の総量にも注意してください。

またアルコールの摂取を控えることも大切です。
〇飽和脂肪酸”を含む食品例
乳製品、牛肉、豚肉、ベーコン、ソーセージ、マーガリン食用油脂 など
〇不飽和脂肪酸”を含む食品例
オレイン酸:オリーブオイル、菜種油、ひまわり油など
α-リノレン酸:サラダ油、しそ油、菜種油、えごま油など
EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸):さば、さんま、本まぐろ、まいわし、はまち、真鯛、うなぎ など
〇コレステロールの多い食品:卵黄、乳製品、魚卵、いか、えび、貝、レバーなど

2.運動療法

有酸素運動を中心に定期的に(毎日合計30分以上を目標に)行うことをお勧めいたします。運動療法により血中脂質の改善効果が得られます。

運動種目
有酸素運動を中心とした種目として、ウォーキング、水泳、サイクリング、スロージョギング(歩くような速さのジョギング)など、大きな筋肉をダイナミックに動かす身体活動がお勧めです。

運動時間、頻度
1日30分以上の運動を毎日続けることが望ましいです(少なくとも週3日は実施できると効果的です)。

また、1日の中で短時間の運動を数回に分け、「合計30分以上」でも問題ありません。(例えば、10分間の運動を3回実施で合計30分間にするなど)

狭心症や心筋梗塞などの心血管合併症をお持ちの方は、担当の医師に運動療法の実施が問題ないかどうかをあらかじめ確認するようにしましょう。

3.薬物療法
1.HMG-CoA(エイチエムジーコーエー)還元酵素阻害薬
肝臓でLDLコレステロールが作られるときに必要となる酵素(HMG-CoA)の働きを抑え、過剰にコレステロールが作られないようにする薬です。その結果、肝臓が血液中のLDLコレステロールを多く取り込むようになり、血液中のLDLコレステロール値が低くなります。高脂血症(脂質異常症)の治療薬の中で、LDLコレステロール値を特に下げる薬として使われています。トリグリセライド(中性脂肪)値を下げる働きもあります。

2.陰イオン交換樹脂薬
腸で胆汁酸を吸着して、腸から再び吸収されるのを抑える薬です。その結果、血液中のLDLコレステロールが効率よく代謝されるようになり、LDLコレステロール値を下げます。食事中に含まれるコレステロールの吸収を抑える作用もあります。HMG-CoA還元酵素阻害薬と一緒に使われたり、腎臓の機能が低下している場合などに使われます。

3.小腸コレステロールトランスポーター阻害剤
小腸からコレステロールが吸収されるのを妨げることによってLDLコレステロール値を下げます。HMG-CoA還元酵素阻害薬と一緒に使うことで、更なるLDLコレステロール値の低下が期待できます。」

4.プロブコール
コレステロールを胆汁中に排出させたり、LDLコレステロールの酸化を抑え動脈効果を予防する働きがあります。

5.フィブラート系薬
主に、肝臓でトリグリセライド(中性脂肪)が作られるのを抑えたり、トリグリセライドの分解を促進する薬です。LDLコレステロール値を下げたり、HDLコレステロール値を上げる作用もあります。

6.ニコチン酸製剤
ビタミンの一種で、肝臓でトリグリセライド(中性脂肪)が作られるのを抑えます。また、HDLコレステロール値上昇も見込めます。

7.EPA薬
青魚に含まれる成分(不飽和脂肪酸)から作られた薬で、トリグリセライド(中性脂肪)値を下げる働きがあります。また、血液の流れを良くする作用もあります。

健康診断で中性脂肪やコレステロールの値が異常と指摘された方、あるいは以前からコレストロールが高いと指摘を受けているがそのまま放置してしまっている方は、気付かない間に動脈硬化が進行してしまっている可能性があります。ぜひお早めに当院にご相談ください。適切な治療をご提案いたします。