薬剤誘発性高血圧について
- 2022年3月3日
- 診療内容
薬剤が原因で、血圧が上昇する事があります。これを薬剤誘発性高血圧といいます。複数の医療機関を受診されている患者さんで、新しい薬が始まった後から血圧が高くなった時などは、薬剤による高血圧も考えなければなりません。以下に、高血圧を起こす事がある薬剤の一部をご紹介します。
1.痛み止め
ロキソプロフェン、イブプロフェン、アセトアミノフェン、セレコキシブ など
2.カンゾウ(甘草)
カンゾウ含有の薬剤、漢方薬や健康補助食品など
3.ステロイド
プレドニゾロンなど
4.エリスロポイエチン
腎性貧血に対して使われる薬
5.エストロゲン
婦人科などでのホルモン補充療法で使われる薬
6.モノアミン酸化酵素阻害薬
パーキンソン病の治療薬で使用されます
7.一部の抗うつ薬 他にも、高血圧を生じる可能性がある薬剤があります。薬剤が追加された後に血圧上昇が生じた場合は、主治医にご相談ください。